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書籍紹介
イギリス文学・イギリス文化
ヴィクトリア朝の〈文芸〉と〈社会改良〉
著者 | 向井秀忠・近藤存志 編著 |
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富山太佳夫・丹治 愛・由井哲哉・能澤慧子・川端康雄・菅 靖子 著
ヴィクトリア朝時代を生きた文人・詩人・批評家・画家・デザイナー・建築家などの芸術家および彼らの作品と時代との結びつきを確認し,芸術家たちは社会的現実の改変や改良にどのように関わり,役割を果たし得たのかを考える10論考。
判型・頁数 | A5判・304頁 |
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定価 | 本体2,800円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0262-6 |
出版年月 | 2011年10月 |
序. ヴィクトリア朝期イギリスの文学・芸術と近代的〈社会改良〉 近藤存志
1. ディケンズをどう読むか--「やさしさ」としての〈社会改良〉 富山太佳夫
2. 三つのユートピア小説に描かれた〈社会改良〉--ブルワー=リットン卿、サミュエル・バトラー、そしてウィリアム・モリス 向井秀忠
3. 道徳と感性の改革--ヴィクトリア朝における動物愛護文化と英文学 丹治愛
4. オスカー・ワイルドが夢見た世界--童話「幸福な王子」に託した〈社会改良〉 向井秀忠
5. 自国文芸の再解釈と〈社会改良〉の源泉--ヴィクトリア朝のシェイクスピア理解 由井哲哉
6. 暴かれた現実とキリスト教的憐れみの実践--ラファエル前派が見た改良されるべき社会 近藤存志
7. 解放と自由を身に纏う--ファッションにおけるイギリス的スタイルの生成と影響 能澤慧子
8. 世直しの夢と挫折--ジョン・ラスキンとウィリアム・モリス 川端康雄
9. 社会はデザインで変わるのか--ウォルター・クレイン再考 菅靖子
10. 信仰告白としての芸術表現--ゴシック・リヴァイヴァルとキリスト教的〈社会改良〉 近藤存志